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【3分でわかる漫画】エルフェンリート(1)

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エルフェンリート(1)©岡本倫

エルフェンリート」は岡本倫氏が2002年~2005年に週間ヤングジャンプ誌上で描かれた漫画です。可愛い女の子が出てくるハーレムものかと思いきや、考え込まれたSFチックな設定と登場人物の心の葛藤を描いた骨太な作品です。発表されたのはかれこれ15年以上前になりますが、今読み返してもとても面白かったので1巻ごとにレビューします。

離島の国立生態科学研究所。
ここには
頭に角のある新種の人類「ディクロニウス」が捕らえられていた。
ディクロニウス」を新しい施設に移送しようとしていたところ、
警備の隙を突かれ逃走を許してしまう。
次々と警備員を殺害しながら(半径2m以内のものを切り刻む)、
脱出しようとするディクロニウス
しかし最後の最後、ディクロニウスは頭部に銃弾を打ち込まれ海に落下。
海岸に漂着したところを主人公コウタと出会う。

漂着したディクロニウスはショックで凶暴な性質は内面に閉じ込められており、言葉は「にゅう」しか話すことができない。コウタと親戚のユカは身寄りもないディクロニウスを自分たちが住む楓荘にかくまい、彼女のことは便宜上「にゅう」と呼ぶことにした。
しかし「にゅう」が1人で出歩いたときに、研究所からの追手(=坂東)に見つかってしまう。「にゅう」は半径2m以内のものを切り刻む能力の行使ができないため、坂東に殺されそうになる。そのとき、凶暴な内面人格「ルーシー」が発現、坂東の右手・両目を切り刻む。が、そのあとまた何もできない人格「にゅう」に戻るのであった。

チョー怖い目の「ルーシー」と、にゅ?が可愛い「にゅう」のギャップに萌えます。本編とは関係ありませんが、巻末の読切「MOL」は個人的に大感動でおすすめです。